ユルクネ。

*20代で渡米。30代になってから妊活、不妊治療。二児の母となり、アメリカで育児(自)中です。*

子供ができて変わったこと:時間管理

子供ができてから、時間管理がうまくなりました。というのも、子供との生活では予定外のこと、不測の事態が起こりまくるから。以前の私はなんでもかなりギリギリでこなす方だったので、はじめからタイトなスケジュールで回しているところに子供が熱を出したりすると。。。アウトです。しかし、それを繰り返していると、さすがに学習するので対処できるようになっていく。

とりあえず仕事に関しては、なんでも前倒しでやっておく。1日くらい仕事ができなくなってもちゃんと回るように。そして、数週間先の予定まで見据えて、すごく忙しくなりそうな週があれば、その前の2〜3週間に仕事を分散し、その週の自分を助けてあげる。子供が家にいない・またはまだ寝ている時間がキモなので、早朝に起きて仕事をする。以前は夜型でしたが、夜夕飯を食べて、子供を寝かしつけ、片付けをした後「さあ仕事!」とはとても思えないので、すごく苦手だった朝に早起きして仕事するように。以前の自分からは考えられない事ですが、人間切羽詰まるとやるものです。早朝まだ誰も起きていない静かな家の中、睡眠と休息を取って冴えた頭で仕事をするのは効率がいい。

そして、子供に関わるサインアップ系は全てものすごく事前にやっておかないとならない事ばかり、というのも何年かかけて学びました。保育園とか学童とか死活問題。私の住んでいるエリアでは、子供を預かってくれるデイケアはものすごく高額な上、入るのには何ヶ月も待機リストに載っていなければならない。妊娠が分かった瞬間に近所のデイケア複数の待機リストに申し込む、という話を後から聞いて驚愕したものです。そしてケアが手厚く値段が手頃なところから埋まっていく。子供が学校に通うようになってからも、学童の申し込みは子供の入学の数ヶ月前に済ませる。このエリアの公立校の夏休みは、6月中旬から8月末まで。しかし親は休みではないので、この長〜い夏休みをいかに乗り切るかは働く親の毎年の課題。うちは、サマーキャンプとよばれる終日のアクティビティにサインアップすることが多いですが、この申し込みは1〜2月ごろ。このタイミングを逃すと、いいのはもう残っていない。。。

1日の時間の過ごし方も意識してタスクを組み込む。子供がいる時間でも、話をしながら、同じ空間にいながらできる家事は後回し。子供がいると集中できないようなタスクは子供達が学校に行っている間に済ませる。家事をしている間、子供にふと話しかけられても聞こえるように、骨伝導イヤホンを導入する。最近は在宅勤務も多いので、そういう日は子供をバス停に迎えにいく4時半ごろまでには全て切り上げ、必要に応じて子供と遊んだりもできるように1日のスケジュールを組んでいます。忙しそうなら早朝や土曜日の日本語学校の間に仕事をしておく。子供が帰宅してからも仕事をしようとすると、集中して済ませたいのに、5分おきに話しかけられ子供にイライラしてしまうことに。それはできればしたくないので、どんなに忙しかったとしても、子供が帰宅したら一旦手を止めることを徹底してます。

子供ができてからは、自分の優先したいことが明確になったし、それを実現すべく頭をひねらせて工夫してやりくりするようになった。結果、生産性が上がり、仕事時間がかなり短縮できた。仕事のクオリティを下げることはしたくなかったので、質を保ちつつ、より短い時間で仕事をこなせていることは自己効力感にも貢献している。中年になって、時間というリソースの貴重さを痛感しているので、子供を持ったことでこの何より貴重なリソースを意識的に使っていくことができるようになったのは嬉しい限り。成長をもたらしてくれた子供たちに感謝です。