ユルクネ。

*20代で渡米。30代になってから妊活、不妊治療。二児の母となり、アメリカで育児(自)中です。*

アメリカの保育園事情 その2

以前少し触れましたが、保育園の乳幼児少人数クラスは半端ないお金がかかる。子供たちが通った当時(2015年頃)、高いところで2300ドルくらい、安いところに変えて1800ドルくらい毎月かかりました。通常、2人目以降は兄弟割引とかあるのですが、まあせいぜい10%、あまり変わらない。安ければいいというものでもなく、ケアが手厚く、いい先生がいるところに入れたいもの。スペイン語クラスをしてくれたり、スポーツとかアクティビティのオプションがあったりもします。

そしていいところ(ケアが良くて安価)にみんな入れたいので、そういうところには長〜いwaitlistが付いています。それこそ何ヶ月、下手すると何年とかいう単位で待っている。だからみんな妊娠判明と同時に保育園探しを始め、複数のセンターのwaitlistに登録するわけです。そしてこれだけでも登録費なるものがかかり、複数申し込んでると出費がかさみます。。。100ドルとか200ドルとかとるところもあって、これだけで商売してるんじゃないかと。しかし、一旦順番待ちを終えて入れると、普通はきょうだいを優先して入れてくれるので、2人目以降は楽になる。0歳児クラスは少人数で入るのが至難の業なので、上の子が入っていると格段に楽です。タイミングによっては、それでも入れない時もあります。

一番高い0歳児クラスの保育費が少し安くなるのが子どもが18ヶ月になった時、次は3歳、そして最後に保育園最年長学年(4~5歳児クラス)になるとかなりお手頃な価格に。といっても月1000ドルくらいはかかってたと思いますが(汗。年中さんはキンダー(日本の年長、アメリカ義務教育初年度)の準備学年という感じで、子どもたちの生活の世話的なことよりもお勉強的なことも多くなるし、集団生活に馴染むことが主眼な印象。まあ0歳から保育園通ってるともう慣れたもんです。

アメリカの保育費は激高ですが、共働き、かつ家族が周りにいないとなると他に方法もないので、毎月第2の住宅ローン返済みたいな額を払うわけですよ(というか、保育費は常に住宅ローンの支払額より大きかった)。。。当然、リタイアメントプランに年間上限額まで入れる、とかできなかったし、529って何?って世界でした。住宅費、光熱費、生活費払って、わずかに残ったお金が娯楽費、そして家族が海外にいる移民カップルなので、毎年の帰省費用でドドーンと減る。まあその当時はあまりファイナンスの知識がなかったので、投資にお金が回せていないことにあまり危機感がなかったのですが。貯金ができていることに満足。青かった。。。

でもとりあえずできることとして、Dependent FSAに毎年限度額まで入れることをしました。年間限度額がほんの5000ドルなので、いやウチ保育費で軽く20000ドル以上払ってるんですけど?とは思いましたが、まあ節税になるし、毎月FSAに入れていたお金を1月とかにまとめて払い戻し、そのままRoth IRAに入れる、という風にするとRoth IRAの年間拠出額をすぐクリアできる。これは上の子がしばらく学童的なAfter-school careに行っていた時まで続けました。年間5000ドルは月400ドルちょっとなので、はい、余裕でクリアです。今現在、子どもたちが2人とも小学校に入り、学童的なものを使わなくなったので、5000ドルはいかないかなという感じです。FSAに該当する保育費はせいぜい春休みと夏休みのキャンプ費用ぐらい。しかし、それは子供が大きくなるとお金がかからなくなるということでは決してなく。。。保育費ではなく習い事や週末の日本語学校、スポーツなどのアクティビティ費用として消化されるだけです(泣。むしろ全体の額は上昇傾向にあるし、課外活動費用で保育費ではないのでFSAなどの節税テクも使えず、この方が痛い。子どもが小さいうちは保育費、成長してからは課外活動費、そして最終的には大学費用。。。先は長いです。