ユルクネ。

*20代で渡米。30代になってから妊活、不妊治療。二児の母となり、アメリカで育児(自)中です。*

新学年開始:九月は忙しい……!

新学年が始まるのがだいたい8月末〜9月初旬(エリアにもよる)。そうすると、子どもの学校関連でやることがたくさんあり、注意しておかないと脳みそオーバーヒート、心のゆとりも体力の余裕もなくなり大変なことに。仕事をしていれば、親業の他に通常業務をこなすわけで、ここで仕事の忙しいタイミングでもかぶろうものなら……。

何がそんなに大変なのか、この数週間でやったことを書き出してみると、

  • 子どもの新学期の学用品準備。まあ、日本みたいにクレヨン一本一本に記名、とか、体操着に名札を縫い付けるとか、四辺の長さ指定の手作りバッグを持ってこいとか、そういうのはないですけど。でも、20種類近くの学用品(クレヨンは10色じゃなくて12色セット、とか、線が引いてあるノートも学年によって絵日記形式のとか補助線があるやつとか、色々指定がある)をネットで買い揃え、Open Houseの日までに届くよう人数分手配する。
  • 学年によって指定された日時にOpen Houseに連れて行き、教室と自分の席を確認し、担任の先生に挨拶。
  • 親のみが夜参加するBack to School Nightなるイベントに行き、その年の学習内容やら、クラスのルールやら、持ち物の連絡事項やら担任から聞いてくる。これが45分だとして、そこにPTAやら学校の事務関連の説明会+30分。オーケストラとかGifted programとかに興味があればそれらの説明会+30分。かぶっているものもあるけれど、基本、子どもの人数分学校に行く。
  • 新しいルーティンの確立。スクールバスの時間は何時で、それには何時に家を出るのか、ということから、習い事やスポーツをしていれば、その場所はどこで、家からどのくらい時間がかかり、誰が誰を連れて行くのか、時間がかぶっていたりした場合はどう折り合いをつけるのか、夫婦で相談。子どもたちには、いつが何の日で、というのを覚えさせ、どのタイミングで宿題などしなければならないのか説明。もちろん、必要なものを買い揃えたり、月謝の支払いなどもセットアップ。
  • これに加え、お友達の誕生日パーティなどに呼ばれ、それに返事をし、参加するならプレゼントを用意。
  • そして、長ーい夏休みの後、毎朝のお弁当作り復活。これがあると、朝一定の時間に絶対に起きてお弁当を作らねばならないというプレッシャーが発生、うちの場合は前夜の献立を考えるときから翌日お弁当のことを考える必要あり。
  • ということは、夕飯作りもある程度ちゃんとしないとお弁当が回らない。

ひとつひとつのタスクは大したことがなくても、とにかく数が多く、気を回さねばならないことが多すぎて、疲労感が積もって行きます。それと共にどこかで何かが抜けたり、忘れ物をしたり、遅刻をしたり、という結果に。

ここにプラスして日本語学校関連の事務手続き、大量の宿題の管理、そして土曜日もお弁当作り、というのが日本語学校に通わせている発生します。正直、現地校の宿題はごく少量、しかも楽なものが多いので、日本学校の宿題を平日にやらせるという感情労働が私には一番のストレス。そして、日本語の宿題は夫には手伝ってもらえないうえ、つきっきりで一緒にすわってやらなければできないものばかり(作文とか観察日記とか)。算数ドリルを二ページ、とかなら、「ここまでやってー」と言って一人でやらせることもできるだろうけれど。工作とか手芸とか、もはや親の宿題。しかし、やらなければ子どもが学校で肩身の狭い思いをしそうなので、やらないわけにもいかない。

思えば、去年はこれが限界に達し、爆発して夫にぶちまけたのでした。主な原因は、下の子どもの日本語学校が始まり、やることが全てx2、一人一人つきっきりで勉強を見るので時間が全く足りなくなった。そして子どもの勉強を見るのは夕方、夕飯を作るのも同じ時間、どちらもするのは私、だったので、宿題が捗らなければ夕飯はどんどん遅くなり、手遊びしたり集中してやらない子どもにイライラ。夫は夕飯ができるのをソファでくつろぎながら待っている(ように見えた)……で、どかーんと来たわけです。よほどの爆発だったのか、それからは私が子どもの勉強を見ている間、夫が夕飯を作ってくれることになって、とりあえず夫への苛立ちは激減しました。

今も夫は割とまめに台所に立ってくれるのですが(感謝)、やっぱり9月はバタバタしていて、あれこれいろんなことに注意を向けないと、スケジュールの抜けが発生してしまいそう。新しいスケジュールを完璧に覚え、ルーティン化したら多少マシになるはず、と言い聞かせながら過ごすうちに、今年も九月が過ぎて行きそうです。